一人で住む親が心配。事案と対応法。
一人で住む親が心配。事案と対応法。
ケアマネしていると時折色んな事に遭遇してしまう事があります。
そんな○○をご紹介します。
重めの内容の中でも軽めの内容でいきます。
同じ場面に遭遇したときの対応の一つにしていただければと思います。
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一人暮らしの80代男性のケアマネをしていた時の話
息子さん家族は遠方なため、色々相談をうけていました。
サポートについて中々本人に納得してもらえず、やっとヘルパーに入ってもらい家事(裏テーマとしての安否確認)に入ってもらっていました。
これまで、色々ありましたがそこは省略。
ケアマネは月に一度自宅訪問の義務があり週末訪問。その週明けの事でした。
ヘルパーより、訪問しても返事がないからとの連絡を受け急いで訪問しました。
【訪問時状況】
玄関開いている
返事なし
電気がついている。
【日頃の本人状態】
元々耳が遠い。
動作が緩慢。
いつも返事と玄関を開けに来るのに時間が掛かる。
【行動】
玄関を開けて声かけ。
いつも聞こえてないか、動きがゆっくりなので時間がかかっているのだろうと思い、でも、万一の事を考え家に上がらせて頂く。
【家に上がった時の状況】
リビングに誰もいないのに電気がついていた。
お風呂のお湯を入れる音が聞こえていた。
お風呂の準備かお風呂に入っていると思い
「返事がなかったのできました。」とお風呂に
行くと亡くなられていました。
【発見時の行動】
警察に電話。
警察到着までに命のバトン(緊急時の情報を詰めた筒)を冷蔵庫より取り出して、警察に渡す。
後の事をおねがいする。
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まず、ケアマネとして経験も浅かったため、
緊急時とは言え、もっと冷静に動くべきであった
点が数点ありました。
説明文的にも情報が少なすぎかもしれませんが、
大きく2点
①緊急と思った時点で一人で家に入らない。
②もし、第一発見になった場合警察ではなくかかりつけ医へ連絡。
なんど遭遇しても冷静にはなれませんが、
万が一の場合のシュミレーションはしておくべきですね。
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①緊急と思った時点で一人で家に入らない。
これは、自分が一人で第一発見者にならない為の
対策。自分の身を守るために大切な事です。
警察は事故と事件両方で考えるので、是非気をつけたいところです。
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②もし、第一発見になった場合警察ではなくかかりつけ医へ連絡。
まず、第一発見者になった場合、かかりつけ医に連絡が基本です。
なにを見たのかわかりませんが、医者でも無い人が勝手に判断してはなりません。
こういう時は医者に連絡して見てもらい判断してもらいます。
警察に連絡すると直ぐに取り調べが始まります。
第一発見者なので、色々聞かれる事になります。
なんだかんだで解放されるのに半日かかりました。
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当時は、ケアマネとしての経験も浅かったのですが、現在はサポート提案の引き出しは格段にアップしています。
一人暮らしをされている場合、一番気をつけたい事は、万が一の時の対応。
しかし、一人暮らしでは気付きにくいです。
つまり、社会問題でもある孤独死。
離れていても早く気づけば、まだまだこれから先も親孝行が出来ると思います。
そんな中でオススメできるのが、家電の使用状況から安否確認できるサービス。
いくつかの家電。とくに電気やテレビなどいつも必ず使用する家電に設定しておけば、
家にいるはずなのに、いつまでたっても使われない。逆にいつまでもつきっぱなし?
といった感じでおかしな使用状況を確認出来るのでいつもと違う事に対しての早期発見につながる事が期待できます。
カメラの設置では、監視されている感じと拒否されがちですが、カメラではないので、お互いに気兼ねなくご利用いただけます。
月額料金は2,170円のプランなど2種類から選択できます。
もし、実家のお父様お母様が気になるような場合
見守りサービスを検討してみてはいかがでしょうか。