ケアマネ歴も5年を過ぎ主任ケアマネになったバナナ。ケアマネとして日々思う事を記載しています。

月とバナナ

無理をしないで親の介護の準備が出来る様にお手伝い。

親の介護費用は?「親の資産で」と割り切るべき。

【親の介護費用は?「親の資産で」と割り切るべき。】

介護が始まる時に直面する話題。

誰が介護に掛かる費用を賄うか?

難しい問題です。

 

同居家族、遠くの兄弟色々な立場がある事と

お察しします。

しかし、まずは平和的解決から行けば

 

「親の介護費用は親の資産で」と割り切れ

 

これが、一番かと思います。

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【まずは考えよう、将来設計】

結論から行けば、

まずは、『家族会議』本人参加で、将来どうしたいか話し合おう。

その上で、そこに必要な介護費用はどうするか?

ここまで考えておきましょう。

 

もし私自身が介護される立場になったら、判断力が失われるギリギリまでは自宅、それ以降は施設がいいと考えます。

費用は、正直な話今のご時世私自身の年金に自信はありませんが、可能な額は自分で支払い子供達には迷惑掛からないようにしたいです。

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【気になる年金事情】

年金受給額の平均はいくら?
国民年金は約5万円、厚生年金は約14万円
年金の平均受給額は以下の通りです。

 

自営業や専業主婦など(国民年金のみ) 

…約5万6,000円/月
会社員や公務員など(国民年金+厚生年金)

…約14万5,000円/月
出典:厚労省「平成29年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」

 

国民年金の平均受給月額は、約5万6,000円です。
国民年金の受給額は、保険料の納付月数で決まるため、20歳から60歳までの40年間きっちり保険料を納めたのであれば、約6万5,000円を受け取ることができます。

 

年金受け取り日は2ヵ月に1回なので、そこもあたまにいれて考えましょう。

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在宅介護(自宅介護)に掛かる費用

自宅で生活していく上で掛かる介護費用は、実際いくら掛かるのでしょうか?

 

これは、親の今の健康状態に大きく左右されます。

 

85歳女性要介護2トイレに行くのも一苦労。物忘れも最近出てき始めた感じであれば、

デイサービス1日800円昼食600円で1400円

週3(1400円×3回)×4週で4200×4週で16800円

レンタル

介護ベッド1500円前後

シルバーカー400円前後

住宅改修

玄関、廊下、トイレ、浴室手すり20000円

おおよそ2万円弱

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施設に掛かる費用

施設には大きく分けて民間の有料老人ホームと公的な特別養護老人ホーム(特養)があります。

 

介護付き有料老人ホームの入居には、入居一時金として0~1億円、月額利用料として10万~40万円程度が必要です。入居一時金が支払えたとしても、年金だけで月額利用料を賄うのが難しい場合がほとんどです。不足分は貯蓄を取り崩すことになりますが、今後は100歳以上長生きすることも珍しくなく、蓄えが底をつくおそれがあります。

 

また、夫婦で施設に入居した場合、夫が生存中は年金で月額利用料が賄えても、妻が1人残されると、夫の遺族年金だけでは月額利用料が支払えなくなるケースも少なくありません。ですから施設を選ぶ際には、年金で月額利用料が生涯支払えるのかを確認することが重要です。

 

一方、特養は入居一時金が不要で、月額利用料は大部屋で月額10万円程度。収入が国民年金だけなら5万円程度に減額されます。これなら年金だけで賄うことができます。 

 

有料老人ホームは、前述のように高額な費用がかかりますから、不動産収入でもない限り、選択肢にするのは難しいと考えましょう。

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小規模多規模施設という選択

自宅介護は、施設への通いや宿泊、自宅への訪問を組み合わせられる小規模多機能型居宅介護施設を利用するのもよいでしょう。利用料は住所地によって異なり、ある施設では要介護1の場合、基本利用料が月額約1万320円(1割負担)、宿泊費は1日3000円程度で、これに食事代が加わります。こうした情報は、住所地の地域包括支援センターで得られます。

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どうせ掛かる費用なら投資をしよう。

究極。これにつきますが、元気なうちに好きな事をいっぱいしてもらう。

これが一番です。

 

いくら掛かるかは、その人次第なところがありますが、介護に掛かる費用はただただ消耗していくだけの費用です。

これに、在宅介護なら2万前後、施設なら15万前後かかってしまうくらいならば、好きな事をいっぱいしてもらい一日でも長く元気でいてもらう事が、一番費用も掛からず、兄弟家族に介護負担が掛からない方法かもしれません。

 

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まとめ

今後来るかもしれない介護。子供に迷惑を極力掛けないように、年金は出来るだけ使わない。

活動も控えるのであれば、一気に年をとってしまう可能性があります。そうならない為にもいつまでも

元気でいて貰いたいですが、それでも介護をする時が来た時は、事前に話し合って親の年金などで支払って貰えるようにしましょう。