介護は無理ゲー。身を滅ぼすのでしない人が利口。2/10
介護は無理ゲー。身を滅ぼすのでしない人が利口。
ニュースにも、パートナーや家族からの切ない事件が後を断ちません。
事件を起こすということはすでに破綻しているという事であって、それならしないほうがマシ。つまり、パートナーや同居家族(老老介護)は、不可能。
パートナーや同居家族だけでは難しいのです‼︎
介護はパートナーや同居家族だけの問題では無いと言う事。これからは支え合う時代。では、どう立ち振る舞えば、みんなが幸せにこれからの生活を送れるのでしょうか?
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【役割分担が重要】
結論から言えば役割分担が重要。
介護は誰がするものか?
やはり、長男の妻が担うべきなのか?
割合的にはいまだに長男の妻が高いでしょうが、今は誰もが親の介護をする可能性が高い時代。
しかし、だからこそ兄弟姉妹の間で介護にまつわるトラブルが増加の一途をたどっています。
そこで、
親の介護に向き合わなければならなくなったとき、兄弟姉妹間で争わずに協力し合うにはどうすればいいかを考えます。
➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖【目次】
①兄弟姉妹間に多い介護トラブル
②トラブルになる原因
③トラブル回避策
④兄弟姉妹間の役割分担
⑤こじれやすいトラブル
⑥まとめ
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【兄弟姉妹間に多い介護トラブルとは】
①『介護は長男の妻がするもの』
家を相続する長男が親と一緒に住み、長男の妻が介護を引き受けるもの。いわゆる昔からの風習。長男の妻がそれに納得できないと、不満を抱えてしまうケース。中には離婚も脳裏に浮かぶほど。
②『手は貸さないが口だけ出す兄弟姉妹』
家を継ぐ長男とその妻。何かにつけて間に入ってくる兄弟姉妹。しかし、口だけ。親の介護が必要になった時も。そんな時、「誰が介護を担うのか」でもめる。
③『もめる原因理由』
「子育てに忙しい」
「仕事でフルに働いている」
「親を介護する時間的余裕はない」
「嫁に出てるから」
と互いに言い合い、誰も積極的に介護を引き受けようとしない。
④『介護の丸投げ、サポート無し』
・介護を任せっきりにして、介護の協力も費用面の
サポートもしない。
・たまに顔を出したとしてもまだ元気そう。大丈夫
だろうと実情を理解出来ない。
・貴方達に気を使って手を出せない。
それでは、介護する側は、
『なぜ自分だけが介護をしなければならないの
か?』という大きな不公平感をもつようになってい
きます。
⑤『せめてものとの金銭援助を拒否』
介護が長引けば、金銭的な問題が浮上。自分達の生活費に親の分も加わるので大変。
兄弟姉妹に思い切って相談したとしても、
「教育費にかかっている」
「住宅ローンが残っている」
などと言われてよく逃げられます。
介護している人は、介護を引き受けたことを後悔し、兄弟姉妹に対して不信感や嫌悪感しか持てなくなっていきます。
⑥『離れている兄弟姉妹の不安』
では、逆の立場から考えたら?
・介護者に介護の延長で実家を乗っ取られる。
・親の金銭管理、相続の心配。
しかし、長年介護を一身に引き受けていたのに、いざ遺産関係になると・・・。
「経済的な負担を何も負わなかった兄弟姉妹たちが、遺産の分け前だけ求めてくるのか?」
こうなると、不平不満が表面化して、互いの信頼関係が薄れ大きなトラブルに発展していくのです。
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【トラブルになる原因】
①『介護が突然始まる』
介護の条件をあいまいにしたまま介護をスタートしているため、大きなトラブルの原因になりやすいのです。
②『介護をしたくないわけではないが、現実問題
難しい』
一般に親の介護に直面する年代は、親が70~80代であれば兄弟姉妹は50歳前後の人が多い。
この世代は
・職場で責任を担うポジション。
・住宅ローンを抱える
・子供の教育費
など。ほかにもあるが、介護をする余裕はない。できれば避けたいという判断がすぐに起こってきます。
そうすると、独身だからとか、近くに住んでいるからなどという理由で介護の役を押し付けられてしまうことに。
③予想を上回る介護負担
役割分担をせずに安易に介護をスタートしてしまったために、介護を引き受けた人の負担が予想以上であった場合、トラブルが起こりやすくなります。
④介護の大変さはやってみないとわからない
離れて暮らす兄弟姉妹は、たまに親に会った時の親の姿を見ると、「まだまだ元気そう。まだ大丈夫」と思ってしまいがちです。
たまに電話で連絡をとるだけでは理解できないのが在宅介護です。
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【トラブル回避策】
兄弟姉妹間のトラブルを避けるには、まだ介護が始まっていない時に準備できることや知っておきたいことを確認することが最重要。
①親の意思と経済状況の確認。
➖もしも介護が必要になったら➖
・今住んでいる家に住み続けたい?
・誰かと同居したい?
・施設に入りたい?
・家をリフォームしたい?
などの考えを確認します。
②介護費用は賄えるか?
・親の経済状況を確認。
・兄弟姉妹の介護費用の分担
・親の年金などの収入と預貯金どの程度あるか
・介護費用が親のお金で賄えそうなのか、
③通帳や印鑑、権利証などの重要書類や資産について。
長生きすれば、脳梗塞や心筋梗塞などが起こって、いつ意思表示が難しくなる事態が起こらないとも限りません。「いざという時にはわかるようにしておいてほしい」と伝えてみましょう。
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【兄弟姉妹の役割分担】
役割分担前に考慮する点
・食事をきちんととれているか。
・買い物に不便が生じていないか。
・介護保険についての基本的な情報を集める。
・兄弟姉妹で親の介護に対する本音を話し合う。
介護ができるかできないかという話しからスタートするのではなく、親の介護に対する正直な気持ちをそれぞれが話すというスタンスで話し合いを始めてみましょう。
①全員の「できること、できないこと」を確認する
②具体的に何ができて、何ができないかを確認。
③月々どれくらい費用が必要であるか。
④どれくらい介護の手が足りないか
など具体的に話し合えれば、協力し合う気持ちも起こってくると思います。
①介護の中心人物「主介護者」を決める
まず、誰が中心になって介護するかについて、はっきり決める必要があります。
中心となる介護者(キーパーソンや主たる介護者)の負担が大きくなるのは当然なので、それをほかの兄弟姉妹同士が認識して、他の部分について誰が何を引き受けるかを話し合うのです。
『キーパーソンとは』
ケアマネや介護サービスとの折衝、毎日の介護スケジュールなどの把握に責任を持つ役割です。
『主たる介護者とは』
実際に介護をする役割です。
キーパーソンと主たる介護者は同じ人が引き受けるケースが多いですが、分けている例もあります。
主介護者以外の役割も明確に。
そして、他の兄弟姉妹は、
①資金援助をする、
②週末だけ手伝う、
③定期的に親に電話をするなど、
何か少しでもできることをすることが大事です。
そうすることによって、介護の負担が1人に集中しないことが重要なのです。
また、兄弟姉妹の中で会社の介護休暇や介護休業、会社独自の介護サポートを使えないかについても調べて協力し合うとよいでしょう。
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⑤【金銭に関することは特にトラブルに発展しやすい】
介護にかかる様々な費用
介護サービス費
医療費
介護用品の購入費
通院等の交通費など様々な費用が発生します。
介護にはお金がかかりますので、介護費用にどれくらいかかるのかを、具体的に把握する必要があります。
費用をどのように捻出するかは、介護が始まる前、または始まった直後に決めておく必要があります。
介護費用は親のお金がキホン。不足分だけを家族が補う。
親の介護には親のお金を使うことを、親を含めた家族全員で確認し合いましょう。
親の年金や預貯金からどのくらい負担できるのかを確認して、足りない場合は家族が不足分を補うことになります。親の介護度が上がれば介護費用も増えますので、定期的な見直しも必要になります。
なお、親の判断力が低下してくると、兄弟姉妹のうち誰かが金銭管理をすることになります。
親の資産は子供たちの資産ではないので、しっかり管理することが大切です。金銭管理の役割を担う人は、介護費用にかかった記録を残しておくようにしましょう。
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⑥【まとめ】
親の介護というのは、親の最期の時間を見守るものですから、後悔したくないと思う人も多いのではないでしょうか。親の介護によってバラバラになってしまうのではなく、また連絡が取り合えるきっかけになればと思います。