様子見ていい?悪い?症状別対応のポイント【不眠】
様子見ていい?悪い?症状別対応のポイント【不眠】
ケアマネは自宅に訪問しますが、それ以上にヘルパーは、サービス提供として週に数回訪問しています。
時々、いつもと違う気がしますと報告がありまが、一人暮らしの方もおりますので、判断を一つ間違うと取り返しのつかない場面もしばしば。
その場面に出くわしたヘルパーもたまったもんではありませんので、ただ様子を見ましょうではなく 適切に指示出しは出来なくてももしかしたらとは 感じたいものです。
仲の良い看護師に教えてもらった症状別対応のポイントを 紹介。
ホントに役立つので覚えておくともしもの判断の時便利です。
家庭では中々そういう場面は少ないですが、ケアマネですと多くの高齢者相手なので遭遇率は高め。
結構役に立ちますので参考になればと思います。
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症状の概要
今すぐ確認不眠のパターン
症状アセスメントのポイント。
不眠症状のアセスメント
こんな症状にも要注意!
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症状の概要
・不眠とは、睡眠の問題が続くため日中の眠気や
体調不良が起こる状態をいいます。
・60歳以上の3人に1人が睡眠の問題で悩んでい
ます。在宅生活では利用者だけでなく利用者家
族の負担にもなる症状といえます。
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今すぐ確認不眠のパターン
「入眠障害」・・・寝つきが悪い
「中途覚醒」
・・・眠りが浅く途中で何度も目が覚める
「早朝覚醒」・・・早朝に目が覚めてしまう
「熟眠障害」
・・・ある程度眠っても熟睡感が得られない
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症状アセスメントのポイント。
生活習慣を確認!
利用者が不眠を訴えた場合は、まずは、就寝・起床時刻や生活習慣を確認します。十分な睡眠時間(高齢者では6時間以上)が確保されていれば、治療の対象にはなりません。
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不眠症状のアセスメント
Q1いつからですか。
日前/
_週前/
_か月前/
_年前
Q2不眠は週に何日くらいありますか?
週6日以上/週3~5日/週1~2日/週1日未満
Q3就寝時間、起床時間は?
5日夜電気を消す時間
_時頃/
朝目が覚める時間 時頃/決まっていない
普段の睡眠は十分とれているのに、自分の理想通りの就寝時間・起床時間にならない不満を「不眠」として訴える方もいます。
たとえば「兄弟と喧嘩してからここ数日イライラして眠れない」「19時に眠り、朝3時に目が覚めてしまう(8時間睡眠がとれている)」等は病的ではないので問題ありません。
睡眠薬を使うのではなく、生活リズムの改善や、ストレス解消に努めましょう。
「不眠が1か月以上続く」「不眠により日中の活動に支障が出る」場合は医師への相談が必
要です。
Q4昼間に居眠りをしてしまうことは?
例週4回以上/週1~3回/週1回未満/月1回未満
05不眠以外に、次の症状はありますか?.
睡眠時の無呼吸(10秒以上)/
大きいいびき/
日中の眠気/
強い疲労感/
足がむずむずする感じ
「睡眠時無呼吸(10秒以上)」「日中の眠気」「強い疲労感」がある場合は睡眠時無呼吸症候群、
「足がむずむずする感じがあり、動かさずにはいられない」という場合はレストレスレッグス症候群(むずむず脚症候群)が疑われます。
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こんな症状にも要注意!
①気分の落ち込み
②今までの趣味が楽しめない
その他
2週間の間、毎日・・・
「気分の落ち込み」
「興味の喪失」がある場合、うつ病が疑われます。
早めの受診を勧めましょう。
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最後に
不眠のパターンで確実とはいいませんが、大体の症状がこのようなポイントにあてはめる事ができます。
この症状はすぐに受診するべきなのか?そうではないのか?状態を知る事が出来れば少しは冷静に判断できるかも。
病院受診のタイミングを間違えないためにも
パターンを知りお互いの健康を守りましょう。