先生に伝わったかな?押さえるべき症状の情報7つのポイント
伝われ症状‼︎押さえるべき症状の情報7つのポイント
病院受診をした時、
『あれっ?先生わかってくれた?』
『本当はもっと伝えたい事があるのに』
『先生を前にしたら頭が真っ白になった』
『これだけ言ってるのにいつもと薬かわらないじゃ
ん』
こんな事はありませんか?
私も口下手なのでしょっちゅうです。
しかし、仕事がら病院と関わる事も多く、そうも言ってられないので仲の良い看護師に教わった
先生や看護師などからの問診で伝えられると
役に立つポイントをご紹介。
このポイントを押さえてからは、割と余裕を持って
病院の先生や看護師と接することが出来るようになり、言いたい事をわかってもらえるようになりました。
ここでは、伝えたい症状が伝わる病院での意思伝達の方法(内容)をご紹介します。
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項目
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症状のある部位は
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症状の性状は?
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症状の程度は?
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症状の経過は?
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症状の起きる状況は?
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症状が悪化する・軽減する因子は?
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他に認められる症状は?
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最後に
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症状のある部位は?
自分・子供・親が症状を訴える部位を出来る限り
正確に観察し聞き取る。その時に両側なか、片方だけなのかをハッキリさせることが大切です。
訴えのある部位とは?
例)『なんか手がしびれる』と訴えた場合
・右手だけが痺れる=片側性
・両手が痺れるけど右がとくに強い=両側性
2.症状の性状は?
症状を正確に表現するのって結構難しい。自分の症状の表現でも言い表しがし難いのに他人ならなおの事。出来るだけ正確に聞き取り性状に対しての本人達の感覚を言語化してみましょう。
目指せ感覚の言語化
例)痛み、めまいを訴えた場合
・『痛み』、、、鋭い痛み/鈍い痛み
・『めまい』、、、ぐるぐる回る/血の気が引く
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3.症状の程度は?
病院では、よく0が痛みなし、10が本人の想像出来る最大の痛みとして、0〜10までの11段階にわけて聞いてきますが、もしこの11段階で上手く表現出来ない場合は、支障がでている内容で表現するのも可能。
生活に与える影響レベルの表現
例)
・仕事にはほとんど支障がない
・痛みがつらくて身の回りのこともできない
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4.症状の経過は?
症状を自覚して話を聞くまでに、または病院に受診するまでの経過について、下記の項目を一つ一つ丁寧に確認してみましょう。
症状の始まり方
・突然(1分以内にピークに達する)
・急性、、、病気にかかって急に進行
・慢性、、、進行しない極めてゆっくり進行
傾向
・軽快
・不変
・悪化
症状の持続時間
例)
・30秒で治まる
・3時間続くなど
頻度
例)1時間に2回、3日に1回など
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5.症状の起きる状況は?
どのような状況で症状が起きたかは、病気の原因を特定する上で重要な情報です。以下のように、発症時の状況についても聞いてみる。
症状発症タイミング
例)
・駅の階段を上がっていた時
・朝、目が覚めたとき
・食後にテレビを見ていたとき
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6.症状が悪化する・軽減する因子は?
どのような時に症状が悪くなり、よくなるのか。
これらのことは、病気の原因や特徴を反映していることも多く、先生が診断をつけるうえで大変重要な情報。必ず確認して伝えましょう。
症状の悪化・改善のポイント
○深呼吸で増悪·体動では増悪しない胸痛
→自然気胸
○空腹時に増悪・水を飲むと改善する腹痛
→消化性潰瘍
○肩を動かしても増悪しない両側の肩痛
→心筋梗塞の放散痛
○歩行時に増悪し、安静で改善する足のしびれ
→脊柱管狭窄症
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7.ほかに認められる症状は?
複数の症状がある場合、 両方の症状を同時に
説明できる疾患はないか考えていくのがセオリ
ーとなります。
症状の追加の有無で変わる診断名
例)
・めまいだけなら耳鼻科疾患が考えやすいですが、
手のしびれを伴えば、 脳の病変を疑います。
・嘔気だけなら脳の病気も除外できませんが、
下痢を伴えば、ほぼ消化管と判断できます。
患者は、自分が一番困っている症状しか訴
えないことがありますので、「ほかに症状
はないか」確認するのがベストです。
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最後に
私は結構口下手なので、身近な人相手でもあまりしゃべることが出来なかったりするため、ましてや先生相手になると伝えたいこともろくに伝えることが
出来ません。
ですが、教えてもらったポイントを押さえてからは、割と余裕を持って病院の先生や看護師と接することが出来るようになり、言いたい事をわかってもらえるようになりました。
もっと早くから伝えたい症状を伝えることができ、病院での意思伝達が納得のいくカタチで伝わることが出来ていたら良かったのにと最近は思います。