ヘルパー激震。まさかの身体介護も?
自宅で生活をしている高齢者のケアマネを
していますバナナ。
日々のケアマネとしての立ち回りやエピソードを
ハードな内容はホントにハードなので、
ソフトな内容に出来るだけ噛み砕いて
読み易くしてご紹介。
➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖
ヘルパーの利用法の見直し案について
訪問介護の生活援助を多く盛り込んだケアプランの届け出を義務付けた制度変更について、財務省は2日、財政健全化に向けた議論を行う「財政制度等審議会」で見直しを提言した。【Joint編集部】
「届け出を避けるため、生活援助から身体介護への振り替えが指摘されている」と問題を提起。「身体介護への安易な振り替えを是正して適切なサービスを確保するため、身体介護も含めた訪問介護全体の回数で届け出を義務付けるなど、改善を図るべき」と主張した。
『ケアマネドットコムより抜粋』
➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖
生活援助と身体介護の違い
ヘルパーの利用法にも様々ありますが、利用目的によって大きく2つに分けられます。
では、その違いとは。
生活援助
利用者本人や家族が行えない日常生活の家事を介護士の視点をもって代行するもの。介護保険が適用されるサービスです。利用者のからだには直接触れない以下のような援助をさします。
・利用者が生活するスペースの掃除
・一般的な食事の支度
・洗濯
・買い物
・薬の受け取り
・見守り 等
身体介護
1.利用者のからだに直接触れて行うもの
2.利用者のADLや意欲の向上を目的として、利用者と一緒に行うもの
3.専門的な知識や技術を必要とするもの
この3つをさします。具体的には
・食事介助
・排泄、更衣、洗面、清拭や入浴の介助
・体位変換、移乗・移動介助
・通院や外出介助
・利用者が家事を行う際、安全を確保するための声掛けや見守り
・共に行う調理や掃除などの家事
・服薬介助
➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖
2018年の10月から、訪問介護の「生活援助」を多く盛り込んだケアプランについては、市町村への届け出が義務化される
これら(生活援助)のサービス内容は「介護」というよりは「家事手伝い」という性格を多分に持っていることから、「そもそも介護のプロが行う作業なのか」という議論。
2016年9月時点の訪問介護の状況を調査した財務省の資料が用意され、「訪問介護の生活援助中心のサービスは、全体の平均では1人当たり月9回程度となっているものの、月31回以上の利用者が6,626人おり、中には月100回以上利用されているケースもあった」ことが指摘されたのです。
そうした声を受け、介護報酬改定に伴い居宅介護支援における運営基準が見直され、規定された回数以上の生活援助を利用する場合は、その必要性をケアプランに記載すること、そしてそのケアプランを市町村に届け出ることを義務付けたのです。
➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖
当たり前だけど、全てがそうではない。本当に必要な人もいるから線引きが難しい。ヘルパー業務。
月平均9回がなぜ31回以上になるのか?
理由は大きく2つ
①毎日の介護が必要だから
②家族の介護が限界だから
これは、自宅でも施設でも同じ。
家で見れないから施設で見てもらうしかない。
有料老人ホームは、基本食事付きアパート。
お世話が必要な場合は、ヘルパーを使う必要があります。
介護が必要な場合は、朝起きるお手伝いに夜寝るお手伝い。これで最低2回の1ヶ月で60回。
間にトイレやお風呂・お部屋の掃除など、もし夜間に外に出そうになったら?
結局60回+α
必要な方は、本当に必要。しかし、必要性が低いにも関わらずに入れたがる人・施設があるから
適正化が図られるということ。
➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖
ケアマネはため息だぜ。ケアプラン届け出の義務化。
ここで大変になるのは誰か?
もちろん本人。
だって必要だからお願いしてきたことが、難しくなるから。
だからこそ頑張るケアマネさん。
必要以上ににいれてきたなら(施設や家族、ヘルパーに言われるままに追加してきたのなら)
頑張って見直し、当事者達と話し合って適切な回数を探ります。
絶対に必要なら、うん!必要性をきちんと打ち出し
ケアプランを市町村に提出すればいいだけ。
本人のために。
➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖
「ブルータス、お前もか」
「ブルータス、お前もか」(ラテン語: Et tu, Brute?/Et tū, Brūte?)は、ラテン語の史的な格言であり、共和政ローマ末期の独裁官ガイウス・ユリウス・カエサルが議場で刺殺された今際の際に、腹心の1人であった元老院議員マルクス・ユニウス・ブルトゥス(父と区別して小ブルトゥス、英語読みでブルータスとも)に向かって叫んだとされる発言である。自身の暗殺にブルトゥスが加担していた事を知ったカエサルが、「ブルトゥス、お前も私を裏切っていたのか」と非難したものである。
『Wikipedia引用』
まぁここでの表現に合っているのかは置いといて、
生活援助の調整だけでも必要だからと四苦八苦してたのに、ここにきて身体介護までもが言われたら、
なにっ!
トイレやお風呂の世話など生理的なものまで見直せってどう見直せばいいの?と嘆きます。
頻回生活援助の届け出、身体介護にも適用を
財務省が提言
「届け出を避けるため、生活援助から身体介護への振り替えが指摘されている」と問題を提起。「身体介護への安易な振り替えを是正して適切なサービスを確保するため、身体介護も含めた訪問介護全体の回数で届け出を義務付けるなど、改善を図るべき」と主張した。
あーそうきましたか。
感じ。
ここで考えるは、それだけ介護保険に掛かる費用が
国の財政をひっぱくしているからなのっ!て話。
でも、『そんな2人がかりて言いよって来なくても』って感じ。
➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖
まとめ
結局何が言いたいのか?
国が言いたい事もわかるけど、月平均9回のヘルパーが、60回〜100回必要って。
それだけ、この人の介護が大変だってこと。
それを家族がみるのであれば、
それは、疲労の蓄積から虐待やテレビで見る悲しい事件があってもおかしくないんだってことです。
病気のように一定期間が過ぎれば終了ではないから。
次いでに挙げるのであれば、
『それをケアマネさんは支えているんだよー。』
もう少しケアマネに優しくして欲しい。