ケアマネ歴も5年を過ぎ主任ケアマネになったバナナ。ケアマネとして日々思う事を記載しています。

月とバナナ

無理をしないで親の介護の準備が出来る様にお手伝い。

親の介護は大変。老後の不安は元気なうちに対策する事が最重要‼︎

親の介護は大変。老後の不安は元気なうちに対策する事が最重要‼︎

介護は無理ゲー。身を滅ぼすのでしない人が利口。

ニュースにも、パートナーや家族からの切ない事件が後を断ちません。

事件を起こすということはすでに破綻しているという事であって、それならしないほうがマシ。つまり、パートナーや同居家族(老老介護)は、不可能。

 

そのくらいパートナーや同居家族だけでは難しいのです‼︎

介護はパートナーや同居家族だけの問題では無いと言う事。これからは支え合う時代。では、どう立ち振る舞えば、みんなが幸せにこれからの生活を送れるのでしょうか?

認知症を中心に解説します。

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【見極めが大切】

結論から言うと、親の現段階がどの状態なのか?

見極めが大切。

 

見極めは出来てますか?

A氏

 そんなの当たり前。十分把握してるよ。

                 バナナ

あなたの考えている事の反対が正解。

つまり・・・

B氏

早く自分の手から離したい(早く施設に入れたい、早くデイサービス使ってもらいたい等)

                 バナナ

そういう発想がある方。あなたの親は大体物忘れの部類でしょう。

 

逆に、

C氏

うちの親はまだ大丈夫。

                 バナナ

うちの親は大丈夫と言っているあなた。元気な頃の親の姿から今の現状を認められない部類でしょう。

 

しかし‼︎こちらが危険。

手遅れに近い位の進行になる方もこちら側です。

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認知症と物忘れの違い】

例)

夕食に何を食べたのかを思い出せない → 物忘れ
食事した事実を思い出せない     → 認知症

買い物に出かけ、何を買うのかを忘れる→ 物忘れ
買い物に出かけ、途中で外出した理由を忘れる、また自分の居場所がわからなくなる   → 認知症

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【要注意!代表的な認知症の初期症状】

 

①同じことを何度も繰り返し言う
「外の天気は雨かい?」「今日は仕事休みなのかい?」などと質問を繰り返すようにもなります。

②食事したことを忘れる
認知症の人によく見られるのが、食事したことを忘れて「ご飯はまだ?」と聞いてくることです。

③感情の起伏が激しくなる
突然急に怒り出したり、逆に塞ぎ込んだりと感情の起伏が激しくなることがあります。

④外出しても自力で帰宅できない
散歩や買い物などで外出しても、自宅の場所が思い出せなくなり帰宅できなくなる。

⑤やりかけのまま忘れてしまう
何かひとつの作業に没頭していても、別のことに関心が移ればやりかけのまま別の行動に移ってしまうなどが多い場合も認知症の疑いがあります。

⑥部屋を散らかす
認知症が進行し記憶力が著しく低下すると、物をしまった場所が思い出せなくなります。そのため一度探し物を始めると、タンスの棚から押入れの中まで部屋の隅から隅までを探すようになります。探し物を見つけ出すまでは不安な気持ちでいるため、散らかした物を元に戻す、片づけるといった余裕はありません。

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【代表的な認知症の種類】


認知症」と言っても、発症の原因または脳内のどの部分で異常が起こるかによって見られる症状や治療法が変わってきます。ここでは治癒が困難とされる4つの認知症について解説します。

アルツハイマー認知症
主な症状としては物忘れ、同じことを何度も繰り返し発言するなどの中核症状に始まり、その病状はゆっくり進行していきます。症状が進んでくると人や物、時間、場所などの誤認識が始まり、人によっては妄想や徘徊が始まります。男性に比べ女性に多く

 

レビー小体型認知症
アルツハイマー認知症に次いで患者数が多く、男性に多く見られるのが特徴です。病状が進行してくると、幻覚(幻視)がはっきりと現れ、体の硬直が始まり動作全般が遅くなります。パーキンソン病の症状に類似しているのもレビー小体型の特徴の一つです。

 

③脳血管性認知症
脳梗塞くも膜下出血など、脳の血管障害によって起こる認知症で、病気や事故をきっかけに発症するのが、アルツハイマー型やレビー小体型と大きく異なる点です。

生活習慣病と密接な関係!「脳血管性認知症」の症状

 

④前頭側頭型認知症(ピック病)

怒りっぽくなるといった人格面での変化に始まり、最終的には重度の記憶障害を引き起こします。「ピック病」と総称されています。発症率は低いですが、多くの人が40~60代で罹患しており「若年性認知症」とも呼ばれています。

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【手軽な診断方法】

高齢者の異変を気づくポイント

①久々に家に行くと部屋がホコリだらけだったり、②洗濯物が山積みだったりと、身辺の整理・整とんがきちんとできなくなっているような場合は注意が必要です。

③こちらの話しかけに対しても、返答に時間がかかったり、ポカンとうわの空だったりする場合も認知症の初期症状の疑いがあります。

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【少しでも疑わしい場合は、早期の受診】

認知症の疑いがあった場合は、まずは早急に病院で検査を受けましょう。その症状がただの加齢による物忘れなのか、それとも本当に認知症なのかは医師の診断を受けなければ正確にはわかりません。

認知症でもっとも多いアルツハイマー認知症の場合、その進行は比較的ゆるやかですが、完全な治療が難しいことからも、できるだけ早期に発見して対策を打つ必要があります。まずは病院で診察してもらい、より詳細な検査が必要な場合は紹介状を書いてもらい大きな病院で診察を受けましょう。

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【まとめ】


現在は薬により認知症の進行を遅らせることが可能になりました。また薬に頼るばかりではなく、脳トレや、指先や全身を動かすことで老化の防止につなげるエクササイズなどもあります。

 

認知症は早期発見が決め手。いつの間にか症状が著しく進んでいた......とならないためにも、普段から家族の様子に気を配るよう にしましょう。